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りりこのスタッフブログ

2025年第1回目のインターンシップを実施しました

9月5日から9日までの5日間実施したインターンシップが修了しました。郡山女子大学建築デザイン専攻の2~3年生3名が参加しました。ウチとしても初めての取り組みで不安な面もありましたが、なんとかゴールに漕ぎつけた感じです。最終日に女子大の就職部長さんが来社され色々と意見交換をしました。大学側もなんとか地元に学生を就職させたいと考えているものの、県外からの求人件数が多いコトや県内企業の情報発信が弱いことなどから思うようにいかないとのことでした。
行政は、若者の県外流出を食い止めようと躍起の様ですが、学生・企業・行政で取り組みや思惑がバラバラで全く嚙み合っていない印象です。若者に選ばれる業種企業の誘致などという施策を耳にします。これは、もっと根深いところに原因があると思うので、目の前の若者流出とは直接的に関係しません。
学生はそんなことより、どんな業種・企業でも自分らしく安心して働ける、成長できる環境を求めている様です。企業はそれを提供できるか、さらに発信できるかが採用のポイントになっているように感じます。ウチも偉そうなことは言えませんが、2025年(大卒設計)・2026年(高卒大工)と新卒が入社です。更に発信を強化して選ばれる企業になりたいと思います。
インターンシップは、現場見学では棟梁が解説したり、プラン実習では設計顧問の建築家さんにレビューを依頼したり、リアルな設計会議にも同席させて工務店の裏も表も包み隠さず見てもらいました。学生からは、5日間があっという間だったという感想に加え、設計・大工・施工管理・営業・経理が一堂に会する会議のインパクトが強かったようで、沢山の専門家が関わって一棟の家が出来ていくことをリアルに感じたようです。
また、某国民的アニメの主人公一家が住む平屋のリノベーションプラン演習では施主の要望や言語化されていない関係性、建物の物語をいかに読み解くかを体験し設計の面白さや奥深さ、何より営業マンやAIには担えない難しい仕事であることを実感したのではないかと思います。弊社設計顧問の伊藤さんに2度レビューを戴き、やや辛口のコメントに硬直する場面もありましたが、成長を感じたのではないでしょうか。
今回の取り組みを通じて、4月に入社した新卒社員の成長も観測できたし、少なくとも3人の学生に工務店やリノベーションの魅力を伝えられたのは収穫だったと思います。夏休みが明け1DAYのオープンカンパニーに企画は移りますが、冬休みなんかにも同じような取り組みを企画したいと思います。

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