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りりこのコラム

ツバメに教わる家づくりの基本

 先日、会社の玄関先につばめが飛んできていました。つばめが軒先や家の中に巣をつくるとその家には幸福が訪れるといいます。本当でしょうか?

 つばめは5~6月に繁殖のため日本を訪れ、あちこちに巣を作ります。子育てのための住処ですから安全が大事なキーワード。雨風はもちろん、カラスや蛇といった天敵からも雛を守らなければいけません。

そこでつばめが目を付けたのが人間。カラスや蛇は人間を怖がって近づきませんが、つばめは逆。よくつばめが低く飛ぶと天気が崩れるといわれます。気圧の低下や湿度の上昇で高く飛べなくなった虫を捕食するためにつばめも低く飛ぶのですが、その虫は田んぼにとっての害虫。それを食べてくれる上に天気まで教えてくれるつばめを人間も大事にしてきました。ここで利害が一致したわけです。

つばめも、巣をつくるからにはより安全な場所 を選びます。

同じ住宅でも、よりにぎやかで人の出入りが多いところが安全です。

 「笑う門には福来る」といいますが、笑顔の絶えないコミュニティに繁栄と幸せが訪れるのは必至です。つばめの野生の感が幸せを見つけ出すのでしょう。なんだか、家づくりの基本をつばめから教わっているような気もします。

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