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りりこのスタッフブログ

リノベーションは“残すこと”“活かすこと”が大前提!そして性能向上へ。上部構造評点0.09から1.0へ│【郡山リノベモデル⑤】

こんにちは!

 

2026年がはじまりましたね!

きっと今年もあっという間に過ぎていくのでしょう…!

みなさんにとって、素敵な一年になりますように。

 

さて今回は、上部構造評点が「1.5」(耐震等級3)がいいと言われているなかで、なぜ郡山リノベーションモデルハウスの上部構造評点「1.0」(耐震等級1)で計画したのかということについてお話ししようと思います。

 

そもそも上部構造評点とは…?

 

この家の上部構造(柱や梁、壁など家の上の部分)が、地震の揺れにどの程度耐えられるかを示した指標です。

 

地震の力に耐える壁が十分な量あるかどうか、柱や梁がしっかりと繋がっているか、木材の腐りやシロアリの被害はどうか、屋根の重さなどによって算出されます。

 

その結果が、「1.0」を超えるとひとまず安心。

 

最低限の耐震強度として上部構造評点「1.0」はクリアしてね、と建築基準法でうたっています。

 

リノベーションをする際も、評点が1.0以上であれば地震に対して一定の安全性があるとし、1.0を下回れば耐震補強が必要と判断します。

 

郡山リノベーションモデルハウスのもともとの上部構造評点は「0.09」。

 

1.0が基準値で「0.09」。

 

だいぶ低い数値ですね。数値を見ただけで、倒壊してしまうのでは?と不安になります。

 

今でこそ、耐震性能が重視されるようになりましたが、昔の建物はそれほど地震に強くないということが想像つきます…。

 

リノベーションをするときに、耐震性能や断熱性能を上げることはもちろん重要なことです。それと同じくらい“今ある建物を活かすこと” “残すこと”も重要なポイントです。

 

新築(建替え)せずにリノベーションをするということは、その建物にたいする“大切な想い”があるのです。

 

リノベーションでも上部構造評点を「1.5」(耐震等級3)に近づけることはできます。

 

今回のモデルハウスも上部構造評点を1.53まで引き上げる事は、計算上可能でした。

 

しかし、そうすると柱や梁の入れ替えをすべき箇所が増えたりするので、“残す場所”が減ってしまい、リノベーションではなく新築した方がいいのでは?という考えになってしまいます。

 

郡山リノベーションモデルハウスの上部構造評点「1.0」の理由もそこにあります。

 

活かせるものは活かす。残せるものは残す。

 

そのうえで、しっかりと性能も上げていく。

 

 

郡山リノベーションモデルハウスでは、太鼓梁を残したり(今ではあまり使われることは減ってきているが、増子建築の特徴でもある)、柱にある欠損を補修して使えるところは使ったり(金物補強に支障がある場合は柱ごと交換する)して、活かせるものは活かし、修繕・補強し残せるものは残しながら工事を進めています。

 

 

 

 

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執筆:りりこWEB編集部
監修:増子 則博

増子 則博(ましこ のりひろ)

増子 則博(ましこ のりひろ)

株式会社増子建築工業 代表取締役/郡山女子大学 生活科学部建築デザイン専攻 非常勤講師 二級建築士/測量士/宅地建物取引士/給水装置工事主任技術者/増改築相談員

1976年福島県郡山市生まれ。日本大学大学院工学研究科建築学専攻修了。修士(工学)。
大手ハウスメーカーの営業職を経て(株)増子建築工業へ入社。
東日本大震災および原子力災害発生時、福島第一原発周辺地域の避難や米軍の原発から半径80km圏内の退避勧告などを目の当たりにし、故郷福島に住み続けられなくなるのでは?という大きな不安に直面する。
その経験から、福島に「住み継ぐ、住み続ける」ことを応援する事業としてリノベーションブランド「りりこ」を設立。実家や古民家の性能向上リノベーションに注力する。
その取り組みが認められ、第5回ふくしま経済・産業・ものづくり賞(ふくしま産業賞)特別賞を受賞。2023年4月から大学の教壇に立ち、後進の育成にも尽力している。家づくりは「何から始めればいいのか分からない」という方も多いもの。だからこそ専門的な知識だけでなくお客様の暮らしや将来まで考えながら一緒に答えを見つけていくことを心がけています。

このブログでは福島県郡山市を中心に注文住宅・木の家・平屋・リフォーム・リノベーション・土地探し・中古住宅など家づくりや住まいに役立つ情報を発信しています。
「増子建築工業にお願いして良かった」と思っていただける会社であり続けることを目指し、地域の皆様の暮らしに寄り添った家づくりを続けます。

HOME MAKING

RENOVATION

郡山市・須賀川市・田村市・二本松市・会津若松市の地域に根ざし、
親から子へ住み継ぐリノベーションを手掛ける増子建築(りりこ)の住まいづくりをご紹介いたします。