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りりこのスタッフブログ

リノベーションの流れ

こんにちは!芳賀です。

これまで、リノベーションとは?から、費用や会社の選び方などお伝えしてきましたが、本日は、いよいよ本格的にリノベーションをするとなった場合の流れについてお伝えします。

 

少しおさらいになりますが、これまでのブログでもお伝えしてきた通り、リノベーションをするにあたって、一番大切なのは家族の意見や想いです。

予算や性能面からどちらにするかを選ぶのは大変難しいです。

家族といっても、家を建てる世代だけではなく、その上の世代(祖父母)とも意見交換をし、そしてこれから育っていくこども世代のことも考え、よく話し合いをしてほしいと思います。

もちろん家族の気持ちが最優先ですが、物理的に思いが叶わない場合もあります。

それは、プロの目線から見て、建物がどのような状態であるのかを判断(建物診断)を行います。

これは、リノベーションをするにあたり、リノベーションに耐えられる建物なのかを判断します。さらに、リノベーションをするということは、これから先30年、40年と住んでいくことになるでしょう。そのためリノベーション後50年住める家になるのか、というのが大事な判断基準となるのです。

 

このようにして、家族の意見とプロ目線からの意見をすり合わせていくことによって、ようやくリノベーションをするか決めることになります。

 

ようやく本日の本題ですが、リノベーションと決まったらまず、プランの作成に入ります。

 

①プラン作成

ここまでも、ご家族の意見や要望を伺ってきましたが(リノベーションするかいなかの部分で)、それをさらに具体化させていきます。

困っていることの整理をし、要望を集約していくと様々な壁にぶつかるでしょう。

意見の不一致や予算上の問題などなど…ですので、これに優先順位をつけていきます。

 

例えば、寒さ対策なのか、家事動線なのか、外構なのか、内部なのか…

そして、ここに加えてプロの目線として、我々がやるべきだと思っていることを提案していきます。例えば、断熱や防湿など、これをしっかりやっておかなければ、根本的解決はできない、というものを中心に意見交換をしていきます。

 

打ち合わせの回数は、人それぞれだと思いますが、これらのことを話し合うだけでも相当時間はかかると思います。どんなものでもつくることは可能です。しかし、気に入らなくて、壊してしまっては、何も残らなくなってしまいます。ですので、遠慮せずお互いにいろんなことを話し合える関係性を作っていくことができる工務店でありたいと思っております。

さてここまでで2か月ほど経過しています。

 

ここで予算ともすり合わせをしていくことになります。

 

②お見積り相談

住宅に対しどのくらい出資できるのかは人それぞれであり、家族の考え方もそれぞれです。

いろんなことをやってみたい、せっかくやるならとことん不満を解消したいという気持ちもあると思いますが、そのために無理をして住宅ローンを借りるのは、本末転倒な気もします。今よりも快適で、豊かな生活を送るためにリノベーションをすることは前提として、これまで生活の水準を下げたり、別のやりたいことを我慢したりすることはしてほしくないなと思っています。

 

プラン作成の段階で、希望することや不満解消のための案をたくさん盛り込みましたので、それに合わせたお見積もりがご提示されるかと思います。そのため、ほとんどの方が予算オーバーです。

ですので、ここからさらに意見交換をしながら、取捨選択や代替案の提案に入ります。リノベーションは今ある建物を壊さなければその分だけ安くなります。どこを壊して、どこを残すかで大きく見積もりも変わってきます。

見積もりを出して、全員が納得いくまで突き詰めていくまで、やはり2カ月ほどはかかってくることも多いです。つまり4カ月から半年が経過しています。

見積もりの確定をしたら、できるだけ早めに着工をしたいと思うかと思いますが、ここで問題になりがちなのは、部屋の片づけです。

 

③部屋の片づけ

案外ここに時間が取られてしまうかたもいらっしゃいます。我々でも片づけ代行の業者の紹介などはできますが、あくまでも業者ですので、機械的な作業になってしまうかと思います。せっかく家族で話し合い、この建物を残そうという決断をしたのですから、その建物の中にあるものたちにも思い出があるかと思います。それらを話し合いながら取捨選択をしていってほしいと我々は思っています。

この話をすると、住みながらリノベーションできるのか?というご質問をいただくことがございます。

結論から言えば、可能です。

しかし、1つの部屋をリノベーションし終えて、片づけてまた別の部屋をリノベーションするという流れになるので、工程が増え、手間がかかり、工期は倍近く長くなります。できれば一度別の場所に仮住まいをしていただいたほうが、効率的かと思います。

そして着工、完成となっていきます。

 

④着工→完成へ

工事期間中は、ぜひ現場にたくさん足を運んでいただきたいです。気遣いは不要ですので、たくさんみて感じたことや気になったことは、担当に聞いてみてください。最後まで納得のいく仕上がりを目指します。

 

⑤お引渡し

実際住んでみて、気になった部分はその時に仰ってください。アフターサービスとして、お声がけいただければいつでもご相談にお伺いいたします。

 

長くなりましたが、リノベーションはこのような流れで進んでいくことになります。新築ですと、急いで建てたい方、期限が決まっている方も多くいらっしゃいますが、リノベーションの場合は、現在の居住スペースはあるため、急ぎでない方も多いかと思います。じっくり作り上げる時間があるからこそ、よりよいものを一緒に作っていけたらなと思っております。

 

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