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りりこのスタッフブログ

使いやすい対面キッチンにする4つのポイントとは?

こんにちは。

今日は、中秋の名月ですね。

秋の夜空を見上げて、大きな満月を愛でたいと思います。

 

 

さて、最近のキッチンは、対面キッチンが主流です。家族と会話しながらお料理ができ、オープンな空間になるので、人気がありますね。

しかし、使いやすい対面キッチンにするためには、知っておきたい設計のポイントがあります。ポイントを知らずに対面キッチンを導入すると、ひとりでは配膳しにくい、カウンターの上が散らかるなどの理由で、後悔してしまうことがあります。

そこで今回は、対面キッチンのよくある後悔をあえて紹介し、後悔しないための4つの設計ポイントをお伝えしていきます!

 

 

 

▼目次

対面キッチンが選ばれる理由とは?

対面キッチンのよくある後悔

対面キッチンで後悔しないための4つのポイント

まとめ

 

 

 

対面キッチンが選ばれる理由とは?

 

まず、対面キッチンが選ばれる理由をご紹介します。

 

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料理しながら家族やゲストと会話しやすい

キッチンに立っているときにリビングダイニングが見渡せて、家族とのコミュニケーションがとりやすいのが、対面キッチンの魅力。

子供の宿題を見守ったりゲストとのおしゃべりを楽しんだりしながら、料理やお茶の支度ができます。

 

 

広々としたキッチンになる

対面キッチンなら、キッチンとダイニングを一体的な空間として使えるので、室内が広く感じられます。開放感あるキッチンで、ゆったりとした気持ちで料理ができるのも嬉しいポイントです。

 

 

収納量を確保しやすい

対面キッチンの場合、通路をはさんだ壁側に冷蔵庫やカップボードを配置できます。そのため、壁付けキッチンに比べて収納量を確保しやすくなります。調理家電や食器も使いやすい位置に置けるので、機能的なキッチンを実現できます。

 

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対面キッチンのよくある後悔

 

たくさんの魅力がある対面キッチンですが、冒頭でもお伝えしたように、使いやすくするポイントを知らずに設計すると、使いにくくなってしまうこともあります。

本当に使いやすいキッチンにするため、ここではあえて「よくある後悔」についてもお伝えします。

 

 

ダイニングテーブルまでの動線が長い

対面キッチンでは、ダイニングテーブルをキッチンの向かい側に置くことが多いです。

カウンター越しに出来上がった料理を配膳したり片付けたりできるので、とても便利。でも、手伝ってくれる人がいない時は、ひとりでキッチンとテーブルを行き来することになり、使いにくいと感じることも多いようです。

 

また、食事の時間になると、出し忘れた調味料やおかわりを取りに行ったり、冷蔵庫から飲み物を出したりと、意外とキッチンに用事があるもの。その度に、カウンターを回り込んで行き来するのが面倒だと感じる人もいます。

 

距離がそれほど遠くない間取りでも、向きを変えて回り込む動線のせいで、遠く感じてしまうようです。

 

 

通路幅が狭い

キッチンと背面収納の間の通路幅は、80cm〜90cm程度が一般的です。冷蔵庫は奥行きがあるので、冷蔵庫が通路に飛び出している間取りも見かけます。

ひとりで作業する時はこのくらいの通路幅でも問題ないのですが、家族が冷蔵庫のものを取りに入ってきたり、子供がお手伝いをしたりする時は、狭く感じてしまいます。

また、キッチンの引き出しを大きく開けるときにも、通路が狭いと使いづらさを感じます。

 

 

カウンターの上が散らかりがち

キッチンのカウンターは、ついつい、ものを置いてしまいがちです。洗ったコップやお皿、飲みかけのコーヒーやペットボトルなど、ちょっとしたものがたまっていくと、散らかった印象になってしまいます。

特にダイニングからよく見えるフラットキッチンなら、ちょい置きしたものが目立って生活感のあふれた雰囲気になってしまうことも。

 

片付けが苦手な方や、時間差でキッチンを使う家庭では、散らかって見えるのが気になるかもしれません。

 

 

 

対面キッチンで後悔しないための4つのポイント

 

対面キッチンのメリットを最大限に活かし、後悔しないための設計ポイントとして知っておきたいのは、次の4つです。

 

ダイニングテーブルまでの距離を短く

キッチンとダイニングテーブルの距離をできるだけ短く設計することで、動線による使いにくさが解消されます。

動線を短くする方法は、間取りによっていくつかありますが、主な方法は次の通りです。

 

・ダイニングテーブルをキッチンと横並びにする

・ダイニング側に収納を設ける

・冷蔵庫をキッチンの手前に置く

 

ダイニングテーブルとキッチンを横並びに配置すれば、回り込む動線がなくなり、行き来がとても楽になります。

キッチンとテーブルを並べる間取りにできない場合には、ダイニング側に調味料やカトラリーをしまう収納を設けるだけでも、キッチンとの行き来が減ります。

また、冷蔵庫の位置もポイント。調理する以外の家族も使うので、食事中にも飲み物や調味料を取りに行ったりします。そこで、冷蔵庫をキッチンの入り口側に配置すると、使いやすくなります。

 

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余裕のある通路幅を取る

2人以上の人が行き来しやすい通路幅を取っておくと、通路が狭くて使いにくいという後悔を減らせます。

具体的には、100cm〜110cmくらいの通路幅がおすすめです。これ以上の幅にすると、今度は調理中の動線が長くなってしまい、使いにくくなるケースもあるので慎重に検討しましょう。

 

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収納を適切に設ける

対面キッチンのカウンター上が散らからないように、適切に収納を計画しましょう。

キッチン本体には、鍋やフライパンを収納し、食器やカトラリー、調味料などは背面収納を活用します。

また、ストックする食材や日用品を収納する場所も確保しておくと、ちょい置きを減らしやすくなります。キッチン周りに余裕があれば、パントリーや床下収納を設けるのもいいでしょう。

 

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カウンターに立ち上がりをつける

対面キッチンにしたいけれど、こまごましたものを片付けるのが苦手な方は、フルフラットキッチンを避け、カウンターの立ち上がりをつけることをおすすめします。

ちょっとした立ち上がりでも、手元を隠すことができ、食器類や調味料が出しっぱなしでもそれほど気にならなくなります。低めの立ち上がりなら、キッチンの開放感もそれほどそこなわれないでしょう。

 

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まとめ

 

人気の対面キッチンですが、ポイントを踏まえて設計しておかないと、思わぬ使いにくさに後悔することも。使いやすくするには、ダイニングテーブルとの距離を短くする、通路幅を広めにとる、収納を適切に設けるといった配慮が役立ちます。

キッチンの使いやすさを体感するには、ショールームでさまざまなキッチンに触れてみることがおすすめです。これからキッチンを検討する方は、ぜひお気軽にご相談ください。

 

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