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りりこのコラム

家自体が持つ特性で室内を快適に

小満芒種(すーまんぼーすー)とは、二十四節季の小満から芒種の頃に降る雨のことで沖縄では梅雨を指す言葉だとか。
郡山も、もうすぐ雨の季節を迎えます。梅雨は湿度と共に急な寒さも困りもの。湿度をコントロールしようと、エアコンのドライ機能を使おうものなら寒くて仕方がありません。そもそもドライ機能はその名の通り除湿を最優先にした機能。空気を冷やすことで、その中に蓄えられる水の量が減るので効率よく除湿ができます。エアコンの中に空気を取り込んで冷やす→除湿して室内に戻す→結果、冷えた空気が戻ることになるので室温は下がります。

では、温度はそのままにして湿度だけをコントロールする方法はないのでしょうか。単純に考えて何かに吸収させたり吸着させれば良いように思えます。実際、除湿機の方式は前述の相対湿度をコントロールするものと、吸着剤や吸湿パネルを使うものに大別されます。とは言え、エアコンや除湿機だけでは家の中全体の湿度をコントロールすることは難しいですね。そこでオススメなのが壁や床、天井に多孔質の材料を使うことです。珪藻土や漆喰はその代表格ですし、杉や桧もほどよく湿気を吸着してくれます。

二十四の季節それぞれに優しさを見せる自然素材、注目ですね。

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郡山市,須賀川市,田村市を中心に事業を展開する
増子建築工業(りりこ)のリノベーションについてご紹介いたします