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りりこのスタッフブログ

知っておきたい、無垢フローリングの種類とは?

こんにちは。

今週は少し暖かい日もありましたね。
早く春にならないかな〜と空を見上げています。

 

 

さて今日は、床材についてのお話です。

フローリングを選ぶ時、「無垢」にするかどうかで迷われる方が多いです。

「無垢は素敵だけど、高いしお手入れが大変そう。」と悩みますよね。

でも、フローリングの種類や特徴を知ると、安心して暮らし方にあったものを選べるようになります。

今日は、そんなフローリングについてご紹介します!

 

 

▼目次

フローリングには4つの種類がある

フローリングの種類別の特徴

(1)無垢フローリング(単層)の特徴

(2)挽き板フローリングの特徴

(3)突き板フローリングの特徴

(4)プリントシートフローリングの特徴

まとめ: 暮らし方や価値観に合わせて、フローリングを選ぼう!

 

 

 

フローリングには4つの種類がある

 

フローリングを特徴別に分けると、次の図のようになります。

まず、断面の作り方で、単層フローリングか複合フローリングかに分けられます。

 

 

左側:単層フローリング

右側:複合フローリング

 

単層フローリングとは、無垢の木を床の厚みに切り出した一枚板でできています。いわゆる無垢フローリングのことですね。

複合フローリングとは、合板などでできた基板の表面に、仕上げ材を貼り付けたものです。複数の板を重ねているので複層フローリングとも言います。

 

さらに複合フローリングは、表面の仕上げ材の種類によって、3つに分けられます。

 

・挽き板フローリング:2〜4mmの厚さに切り出した天然木を貼り付けたもの

・突き板フローリング:0.3〜1mmの薄く削り出した天然木を貼り付けたもの

・プリントシートフローリング:木目をプリントしたシート(天然木ではない)を貼り付けたもの

 

フローリングの種類は、次の4つになるということですね。

 

(1)無垢フローリング(単層)

(2)挽き板フローリング

(3)突き板フローリング

(4)プリントシートフローリング

 

このうち、無垢の木を使ったものは、(1)から(3)の3種類。

無垢の床というと、(1)の無垢フローリングのことだけをイメージしがちですが、(2)挽き板と(3)突き板も、無垢の心地よさを味わえる材料なんです。

それぞれの特徴を、詳しく紹介しますね。

 

施工事例:【中古リノベ】時代を感じる小さくて快適な家

 

 

フローリングの種類別の特徴

 

(1)無垢フローリング(単層)の特徴

 

・木の心地よさ

裸足で歩いた時の感触が心地よいのは、無垢フローリングです。

調湿作用もあり、室内の空気を快適に保ってくれる効果も期待できます。

 

 

・経年変化を楽しめ、傷も補修可能

年月とともに、色や艶も美しく変化します。

傷がついたら、やすりで削る、水分を含ませてアイロンで熱を加えるなど、簡単なひと手間で補修できます。

 

 

・自然素材の扱いにくさ

デメリットと感じる人が多いのは、自然素材だからこその「扱いの難しさ」です。

気温や湿度で伸縮するため、反ったりすき間ができたりすることがあります。質のよい材料を選び、木の性質を見極めて施工する技術力が求められます。

 

 

・見た目や品質にバラつき

節があったり木目がバラバラだったり、品質にも幅があります。

水分や油分には弱いので、すぐに拭かないとシミになることも。オイルやワックスで塗装してある程度防げますが、メンテナンスの手間もかかりますね。

 

 

・幅広い価格帯がある

無垢フローリングは高いと言われますが、樹種やサイズ、節の有無などにより、価格にも幅があります。

節の少ないものはリビングへ、多いものは寝室へなど、使い分けもひとつの方法です。

 

こうしたデメリット部分も「味わい」と捉えられるおおらかな気持ちが、住まい手にも求められる材料です。

 

施工事例:【実家リノベ】お母さん同居の実家リノベーション

 

 

(2)挽き板フローリングの特徴

 

・無垢の質感を楽しめる

表面の無垢材は2〜4mmの厚さなので、見た目や質感は無垢フローリングとほとんど変わりません。味わいのある経年変化も、楽しめます。

 

 

・伸縮がほぼない

基板は合板なので、反ったりすき間ができたりというトラブルはあまり起きにくく、施工にそれほどの専門性も必要としません。

 

 

・傷の修復が可能

厚みが2mmあれば、少々の傷は無垢フローリング同様に補修することができます。

 

 

・手頃な価格帯

一般的な無垢フローリングより、価格を抑えられるのも特徴です。

 

 

無垢の質感は好きだけど、反りやすき間ができるのは嫌だというお客様には、おすすめしやすい材料です。

設計者や施工するプロも、扱いやすいことから挽き板フローリングを提案する人は多い印象ですね。

 

施工事例:ナチュラルモダンリノベーション

 

 

(3)突き板フローリングの特徴

 

・無垢フローリングと同様の見た目

薄くても天然木なので、見た目は無垢フローリングとほとんど変わりません。

 

 

・伸縮はほぼない

複合フローリングなので、伸縮による反りやすき間はほとんどありません。

 

 

・傷の補修はしにくい

1mm以下の厚みでは、傷がついたら下の合板が見えてしまい、補修はしづらくなります。

傷を予防する塗装がしてある場合がほとんど。そのおかげで耐水性や耐久性は高くなりますが、無垢の質感は感じにくくなります。

 

 

・リーズナブル

価格は、無垢や挽き板に比べて、ぐっと抑えることができます。

 

無垢材のお手入れに抵抗がある、床材にそれほどこだわりがなく予算を抑えたいが、シートプリントほどチープにはしたくない、という場合におすすめしやすい材料です。

 

施工事例:【実家リノベ】築40年家族の想いがいっぱいの家

 

(4)プリントシートフローリングの特徴

 

・無垢らしさは感じにくい

天然の木ではないので、無垢、挽き板、突き板とはまったく異なります。写真ではわかりにくいかもしれませんが、やはりチープな印象はあり、質感は合板そのものです。

 

 

・耐久性は高く、お手入れは楽

防音性や耐久性など機能面をアップさせた材料もあり、傷にも強いですが、一旦傷がつくと補修はできず、劣化してしまう点はデメリットです。

 

 

・リーズナブル

価格はもっとも低いので、コストカットが必要な場合は、洗面所やトイレなど、部分的にシートフローリングを使う方法もあります。

 

施工事例:【実家リノベ】築40年家族の想いがいっぱいの家

 

まとめ: 暮らし方や価値観に合わせて、フローリングを選ぼう!

 

無垢の木を使ったフローリングには種類があり、挽き板や突き板なら無垢のデメリットを軽減できることもお伝えしました。

無垢の心地よさを気に入って無垢フローリングを採用しても、住み始めると予想以上の反りやお手入れの手間が苦痛になってしまう場合もあります。

特徴をよく知って、ご家族の暮らし方や価値観に合わせて、選んでみてくださいね!

 

 

 

 

 

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