column

りりこのコラム

キッチンとダイニングと家族

「実りの秋。この季節になると包丁の売れ行きが急に良くなるという。豊かな食材が市場を彩り、食欲が増すとともに、料理の腕をふるう意欲も高まるのだろう」とは、9月22日付け毎日新聞「余録」の書き出しです。
旬の食材を使って家族に美味しいものを食べさせたいというのはお母さん達共通の願いなのでしょう。子供や夫のためにとキッチンに向かうお母さんは、家族というコミュニティーの中心であり、家の中心なのではないかと思います。学校から帰ってくると今日の出来事や相談事をお母さんに話す子供の姿は今も昔も変わりません。

かつて壁に向いた台所での作業を余儀なくされてきたお母さんたちが子供達と顔を見て話したいという思いが、対面型キッチンを生んだのかもしれません。逆に言えば、子育て世代以外の家族の場合対面型に囚われる必要はないとも言えます。
対面型は一見万能の様ですが音の干渉や匂いが漏れるなどの問題点もあります。特にベテラン夫婦の場合は家事の音とテレビの音とが干渉することで夫婦喧嘩が勃発!なんてこともあるかもしれません。キッチンとダイニングとの関係性は、その家族のライフスタイルそのものだと思います。

秋の食材と家族との会話を楽しみながら、自分たち家族のライフスタイルを見直すことが、家づくりの第一歩かもしれません。

HOME MAKING

RENOVATION

郡山市,須賀川市,田村市を中心に事業を展開する
増子建築工業(りりこ)のリノベーションについてご紹介いたします