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りりこのコラム

家づくりから花粉症の緩和を考える

春は本来、快適な季節のはずです。が、昨年花粉症デビューを果たした私を含め多くの皆さんにとっては、憂鬱な季節ですね。

さて、花粉症の主犯は言うまでもなくスギ花粉。戦後の資材不足から大量に植林された杉の木が原因です。木などの植物は二酸化炭素を取り込んで酸素を吐き出します。残った炭素を体内にストックすることで成長します。木がCO2の削減に貢献していると言われるのもこのためです。木も生き物ですからある程度すると成長が止まり子孫を残す段階になります。現在盛んに花粉を飛ばしているスギも、その段階です。別の見方をすれば、成長の止まった木はCO2の削減に貢献しません。
他方、建築資材として適齢期を迎えているとも言えます。「じゃあ、たくさん使えばいいじゃない!」とお思いの方もおられるでしょう。日本における木材使用料に占める国産材の割合は、おおよそ30%。国土の70%が森林だということを考えても決して「たくさん使っている」とは言えない状況です。
もちろん、国産材をたくさん使った家を建てていただくことが個人でできる最大の貢献かもしれませんが、「FSC認証」や「間伐材使用」を謳った紙や木製品など身近なものから意識して使っていただくことも大切な行動です。

みなさんの心がけが花粉症の緩和に役立つかもしれませんね。

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