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りりこのコラム

「山の日」をきっかけに地産地消について考えてみました

 原稿を書いている今日が8月10日、明日は「山の日」です。山の日は「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」ことを趣旨に昨年創設されました。

 私たちの生活の中で「山の恩恵に感謝する」とはいかないまでも山を意識する場面はどれほどあるでしょうか。一年を通してみても春先の花粉症くらいなものかもしれません。ほんの100年ほど前までは、食料や燃料、建築資材など山の恩恵なしには生活が成り立たなかった私たち日本人です。いまではそのほとんどを輸入に頼っています。山の恩恵に感謝するということは、地の物を地で消費する地産地消のライフスタイルを見直すということではないでしょうか。

 例えば木材。国内で消費される木材のうち約30%が国産で残り7割を輸入に頼っています。

国内資源が乏しい石油や天然ガスなら大部分を輸入に頼るのも仕方ありませんが、国土の70%が森林で覆われた我が国で7割もの木材を輸入に頼っているのは大きな経済的損失でしょう。そこにはコスト優先の消費者意識や木材の出どころへの無関心などが大きく関与しているようです。

 木材に限らず、野菜や果物、お肉など身近なところからちょっとだけでも地産地消に取り組むきっかけに、山の日がなればいいなと思う8月10日です。

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