例年、１０月は一年の中でも、住宅の相談が増えるシーズンです。

ほんの数年前までは家づくりというと新築を暗に指しましたが、最近では実家や中古住宅を活用したリノベーションに取り組まれる方が増えています。

リノベーションは新築に比べて１，０００万円近く節約できることも多く、その分を設備のグレードアップや家族旅行、お子様の習い事など、モノへお金を使うのではなくコトにお金を使うというライフスタイルがカッコイイ時代になりました。

もちろん、今あるものを使うリノベーションは安価なだけでなく、超エコロジー。

様々な角度から考えて現代の価値観にピッタリのリノベーション。リフォームとは何が違うのでしょうか。

リフォームはあくまでも修繕が目的ですが、リノベーションは耐震や断熱などの性能アップが前提。

築３０年程の家だと耐震は問題ありませんが断熱はスカスカ。そこをちゃんと診断して適切な策を講じることが求められます。

また、工事費もリフォームに比べて大きくなることから、住宅ローンの利用も考えなければいけません。

建築のみならず、金融や不動産、法律などの専門知識が必要とされます。リフォームに比べてまだまだリノベーションを謳う建築会社は少ないのが現状です。

選択肢が少ない分、しっかりと各業者の取り組みや担当者の人柄や専門性を見極めていきたいものです。