column

りりこのコラム

物事には表もあれば裏もあるもの

お正月も過ぎ、日常のリズムを取り戻しつつある今日この頃。カレンダーを見ると来週はもう節分。この時期テレビCMや店頭を賑わせるのが恵方巻ですね。今年の恵方は南南東だそうです。

さて、物事には表があれば裏があるもの。良い方角があるのであればもちろん悪い方角(凶方)があります。建築の世界では大将軍という神様が巡っている方角を凶方と考えます。年配の方と打ち合わせをしていると、「今年は大将軍様が南だから、建て替えはするけど、庭はいじらない。」などと言われることがあります。

もちろん、こういった事柄をどう解釈するかは人それぞれでが、やはり時代が変わっても伝わっているモノにはそれなりの意味があるのではと思います。一般に大将軍は3年塞がりと言って、一つの方角に3年滞在します。家の新築や増改築は一生に一度の大仕事です。

今でこそ物流や機械の発達で工期や費用が抑えられるようになりましたが、昔は時間も費用も人も膨大にかかったことでしょう。手を付けることの出来ない方角を設けることで、その間の蓄財や体調管理を促したのかもしれません。

ただ、この大将軍様、一か所にじっとしている性格では無いようで季節ごとにどこかへ遊びに行ってしまいます。その隙にことを運ぶのもアリですね。

何事にもスピードが求められる昨今。少し立ち止まって自分をブラッシュアップすることも必要なのかもしれませんね。

HOME MAKING

RENOVATION

郡山市,須賀川市,田村市を中心に事業を展開する
増子建築工業(りりこ)のリノベーションについてご紹介いたします