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りりこのコラム

リノベーションと深い関係の“片付け”

リノベーションの仕事をしていて、毎度問題になるのが、“片付け”です。子世帯が実家に戻ってリノベーションするケースの場合はなおさら。

第三者の私たちはもちろん、息子さん娘さんから見ても、到底価値があるとは思えない品々ですが、親御さんにとっては、一つひとつ思い出があるものです。

先日、リビング紙面でもおなじみの整理収納アドバイザーでいらっしゃる松田妙子先生とお話させていただく機会がありました。

「例えば、欲しいなと思っても買えなかったワンピースをやっと手にすることが出来た。そんな喜びや思い出が、一つひとつの物に詰まっているんです。捨てることをゴールにしないで、親御さんの想いに向き合ってみては。」

とアドバイスを戴きました。

私も商売柄、「不要なものは処分が妥当だな。」なんて思ってしまいます。先生に内心を見透かされたようでヒヤっとしました。そして、洋服やタンス以上に慎重な“片付け”が必要なのが、所有の土地建物。すなわち相続問題です。荷物も、土地や建物も、想いや思い出がいっぱい詰まっています。

もうすぐ、父の日です。親御さんの思い出話に耳を傾けるのもいいかもしれません。

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