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りりこのコラム

準備・知識不足が空き家問題を生む

前回からスタートした、「住まいの終活相談室」ですが、住まいの終活とはなんぞや?という点はお話させていただきました。今回は、サブタイトルにある「問題先送り空き家」について。

街を見回すと空き家が目立ちます。我が家の近所にも結構な数が確認されます。年配のご近所さんに事情を聴いてみると、「あの家は、去年ご主人が亡くなってね。」とか「あそこは、施設に入ったみたいだよ」とか。

そして、多くの空き家には、定期的に管理しているのであろう人たちが出入りしています。

推測の域を超えませんが、住む人が居なくなった、あるいは、居なくなるであろう住宅を、遠方の親族がズルズル管理している状況があるのではないかと思っています。この状況こそが「問題先送り空き家」の実態です。

ではなぜ、ズルズルと管理をしているのでしょう。

例えば、「法定相続割合以外の割合で相続するともめそう」だとか、「流れで相続してしまったが、使う予定がない。どうすればいいのか見当もつかなないので、管理している」など、準備不足や知識不足から、問題を先送りするケースが多いようです。

さらにこの状況を悪化させているのがインターネット上にあふれる情報です。

税理士、行政書士から不動産業者や葬儀屋さん、そして我々の様な工務店などなどそれぞれの立場から様々な情報発信をしています。

住まいの終活には、相続が発生した際に頼れる人材を認知しておくというステップも含まれます。

問題先送り空き家を防ぐためには、今から“頼れる人材”の認知が重要ですね。

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